こんにちは。化工にきです。
「化学工学技師(基礎)ってどんな資格」
「取る意味あるの?就活で役に立つの?」
化学工学技師(基礎)についてこのように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では化学工学技師(基礎)とはどのような資格かについてと、実際に化学工学技師(基礎)を取得して感じた
メリットとデメリットについて筆者自身の体験も交えて解説していきます。
「自分が受験すべきかどうか」の一つの指針になると思います。
化学工学技師(基礎)の受験を考えている方はぜひご一読ください。
✔この記事でわかること
・資格のメリット・デメリット
・難易度と合格率
・おすすめ勉強法
化学工学技師(基礎)とは
化学工学技師(基礎)とは公益社団法人 化学工学会が認定する資格の一つで取得することで
化学工学に関する基礎的な知識の習得を示すことができます。
この資格試験では選択式の問題が課されており、物質収支、反応工学、粉体工学、移動現象、熱力学といった化学工学の幅広い分野から出題がなされます。過去問は5年分化学工学会HPより入手可能になっています
合格には60点以上を要します。問題の難易度は年によって異なりますが合格率は毎年50%程度になっています。
化学工学技師(基礎)を取得するとより上位の資格である化学工学技師や上席化学工学技師(化学工学技師取得+様々な条件あり)の受験資格を得ることができます。
化学工学技師(基礎)を取得するメリット
私が化学工学技師(基礎)を取得して感じたことのメリットは主に以下の3つです。
- 就活、転職で有利になる
- 化学工学分野の勉強のモチベーションになる
- 勉強内容が実務に直結する
就活、転職で有利になる(ES・面接)
- 勉強習慣があるか
- 専門知識があるか
- 化学工学分野に関する理解度
資格を持っていると様々な場面でこれらを一発で証明することができます。
私は実際に面接にてこの資格について触れられた経験もあり、今後の展望を含めて受験理由をしっかり述べることができればそれだけで一つの強みになると考えています。
また、資格持っておくことで「自分はこれまで勉強してきてこの資格を取得した」という一つの成功体験になるので自信にもつながります。
化学工学分野の勉強のモチベーション+勉強の習慣化になる
特に大学生にとっては講義だけだと勉強の目的が曖昧になりがちですが、化学工学技師(基礎)という試験があることで勉強に対して明確なゴールができます。これにより、勉強に対する意識が変わり各講義での理解が深まりました。
化学工学技師(基礎)の試験範囲は広い(物質収支、反応工学、移動現象、粉体工学、熱力学などなど)ため苦手分野をなくすことが合格のために非常に重要になります。
私は熱収支に関する問題があまり得意ではありませんでしたが、試験合格のために繰り返し復習することで、今では本質を理解し問題を解答できるようになりました。
他にも勉強の習慣化になるので非常に良かったと感じています。私はこの資格取得でついた勉強習慣をもとに危険物取扱者(甲種)も取得することができました笑。
また、それ以降はその時々で必要なこと(論文作成や就活の面接対策)を継続的に行う力がついたのでそういう意味ではこの資格からは資格以上のものを得ることができました。
勉強内容が実務に直結する
化学系の会社や研究室ではするとモル計算や流量計算は当たり前のスキルとして求められます。
実際に自分も研究室でサンプル調整をする際には混合物との比率を考えて必ずモル計算を行います。
また、自身の体験談ではないですが化学系の会社に就職されたOB、OGの方々のお話でも「実際に職場で計算を行うので勉強した内容が実際に役に立つ」というお話をよく伺います。
使える知識として評価され、残る点でもこの資格の価値の一つだと考えられます。
化学工学技師(基礎)を取得することによるデメリット
化学系に進む方でしたらデメリットはあまり見当たらないのですが以下に化学工学技師(基礎)を取得することのデメリットは主に以下の3つです。
- 知名度がそこまで高くない
- 資格取得に時間がかかる
- 化学工学会を退会すると失効する
知名度がそこまで高くない
TOEICのような広く使える資格と比べると知名度はあまり高くありません。実際に同じ学部の友人に話しても「そんな資格あるんだ〜」程度の認識でした。なのでES・面接などで必ず加点要因になりうるかと言われると微妙な所です。💦
しかし化学系の企業や専門職では認知されていることが多かったです。なので化学系企業やそれに関連する企業への就職を考えられている方は取っておいて損はないと考えられます。
また同じ学部でも認知度が低いということは他と差別化できるということですので、使い所を考えてアピールすることで他の学生に差をつけることができます。
時間がかかる
当たり前ですが、資格取得のためにはそれなりに勉強が必要になります。😭
さらに試験の範囲は広範囲であるため今まで習った内容をさかのぼって復習することも必要になります。しかし、化学系の学部であれば講義の内容と重なる部分が多いのも事実なので普段の大学の授業をしっかりと聞いていれば負担は軽減できます。
また、大学院に進むことを考えられている方であればその直後に受験するのも一つの手です。ほとんどの大学では院試が大体7〜8月にかけてあると思うのですが、化学工学技師(基礎)の試験は9月末ごろですので院試のために勉強した内容をそのまま活かすことができます。
大学生だと最後の夏休みにあたり、一般的にはスケジュール的に大変になるかもしれませんが、時間短縮できておすすめです。 (私はバイト以外暇してたので余裕持って勉強できました…😭😭😭)
化学工学会を退会すると失効する
化学工学技師(基礎)という資格は化学工学会の会員資格と紐づいており、退会すると資格が失効します。
(引用:化学工学会)
私はこの点は資格取得後に知ったので驚きました。通常の資格と同様に取って終わりではなく資格維持のためには会員として化学工学会に在籍しなければならないという点が他の資格とは一風変わった点なのではないでしょうか。
さらに化学工学会に在籍するためには年会費として11000円(学生は5500円)が請求されます。
学生は半額になっているとはいえ、少し躊躇しますよね。笑
一応紹介なのですが、化学工学技師(基礎)は8年間経つと自動的に失効します。
これはTOEICのスコアなどが一般的に2年前までのスコアしか使用できないのと同じですね。
(そう考えると8年はお得なのか?🧐)
まとめ
化学工学技師(基礎)という資格についてと化学工学技師(基礎)を取得することによるメリットとデメリットについての解説を行いました。
化学工学技師(基礎)を取得することによって得られるメリットを全面的に出し、化学工学が世の中に広まればいいなーと思い記事を書き始めたのですが、後々見返すと後半のデメリット以外とでかいですね。🥲
それでも、就活などにおいては自分のスキルを示す材料になりますし、社会に出てからも自分自身のスキルアップは必ず必要だと個人的には考えていますのでとって損になることはないと思います。
また、今すぐ対策を始めたい方向けに当ブログでは 【化学工学技師(基礎)の解説記事】や
【おすすめ参考書解説記事】取り扱っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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※引用:化学工学会 情報は更新されている場合があります。詳細な情報は化学工学会HPをご確認ください。

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